前回の装丁の話がそこそこ良かったと言ってもらえたのと、過去データを気軽に見れて自分的にも良かったので引き続き新刊がでたら装丁の話を書けるところまで書いてみようと思います。
同人者の参考になれば幸いです。
その前に…
冬コミにて足を運んでいただいた皆様、サークル様方ありがとうございました！とっても楽しかったです！！
では装丁のお話です。
今回の装丁はこちら。
【印刷所】プリントオン
【セット名】ホログラムペーパーセット
【表紙】ホログラムペーパー195kgハート
【表紙オプション】RGB印刷/クリアPP/角丸(フェア)
【本文】コミック紙ラフ
こちらがサンプルで出していた表紙
これが光ったり角がまるまったりするんですがまぁ大体こんな印象を持つだろうな〜という感じで出してます。
データはこんな感じ
今回の指定はこれだけ。
白印刷の濃度を調整して遊んでいます。
実際どこが光るのか重ねたのがこちら。
今回のデザイン上のテーマはポップでマガジンだったので表紙1はシンプルなマガジンぽい装丁にして綺麗めに情報をまとめました。
カラーはタイトルのLimeからライムグリーンとレモンイエローをメインにしてます。言葉遊び。
背表紙は最初１個しかタイトル入ってなかったんですけど書体の感じから柄っぽく出来そうだな〜と思ったので柄っぽくいれてます。
ただ柄にするだけだと面白くないのとタイトルが読みにくいので光らせよって思って１個だけ光らせてます。
裏表紙は雑誌によくあるブランドロゴが並んでるだけでなにひとつ何のブランドなのかわからないけどオシャレなのはわかる…！という広告っぽいやつにしました。
ロゴがオシャレな事しかわからず「君のロゴが綺麗なのはわかったが君はなんのブランドなんだ…なにを売ってるんだ…」と検索してやっとわかるあれです。
キャラはステッカーっぽく入れてて、本当はこれ上からニスとか透明の盛り上げるやつをかけてシールっぽくしたかったんですけど納期が間に合いませんでした…きっとエナメルとかやったら可愛かったろうな…
あとホワイトホロと最後まで迷ってて…ホワイトホロもかわいいし今回の軽いデザインに向いてる思っていたのでやりたかったのですが、控えめすぎるかも…と思ってギラつけるノーマルホロにしました。
ホロもホロですっごい悩んだんですよ！
最初はフィーバーしちゃお！と思ってドットネオンにしていたんですがなんか面白みないな〜と思って同人誌と言ったらハートホロでしょ！と思ってハートホロが同人っぽく見えないようにいい感じのデザインになるようにやってみよ！とやってみました。
あと今回絆の話なのでハートは意味的にも合うなと。
シンプルポップなデザインにハートはギャップがあって可愛いなと思って。
でもあまりこれギラギラに出るともうTHE同人誌になりそうだったので濃度調整でホワイトホロに近づけるしかない〜！と思って濃度調整しました。
まぁ最悪光らなくてもなんか、いい感じになるよう保険のあるデザインっちゃそうなんですが…
というのが冬コミ前にまとめておいた装丁の構成内容になりますが実際の実物レビューです。
柄の霊圧が消えました。そしてホロが白100でも透けています。
やらかした〜〜〜〜😩😩😩
いや笑うてこれ😂
おいおい光が消えて良いのは推しの瞳だけでいいんだぜ！？
きみは光っててよ！闇落ちしないで！暗黒のフォースにのまれてはダメ！お気を確かに〜！！
さて、ここからわかったのは
・ハートホロに薄い色はホロが強すぎて透ける
・カラーアリ白ナシの状態でホロは色残し貫通しない
・60％白は消える
・黒は100％でホロ貫通しない
・白100％はホロが貫通する
という感じでハートホロ結構曲者っぽいな…という所感です。
ウェーブはそんな事なかったけどな〜もしかして柄がはっきりしている方がホロの存在が強いかもしれんすね。
これネットで誰か既にやらかした人間おらんか〜？と思って調べたらちゃんと強いホロは透けることもあるってどこかのページにあったのでそういう仕様だったのだなぁとわかりました。アフターカニバルですが。
ので、今後ハートホロで擬似箔っぽく使いたいよう！って方へ
・ホロがすけさせたくない部分は白100％だけにしない。強い色入れたほうがいい。
・カラーも高彩度、高明度はホロ貫通ほぼしない認識でおｋ
・絶対ホロ出したい所は色ナシ白も0％でありのままのハートホロで構成したほうがいい
・逆に薄く波打つような透けるハートを敷きたい場合は高明度低彩度で色置いてわざと透けさせるように組んだほうが良い
つまり白印刷部分は100か0かでやったほうが良くて、カラーは透けさせたい度合いで明度彩度調整した上でホロ無くても良い保険張った構成した方が安全ですね。
これはね。失敗です。
すげ〜〜〜〜〜ドヤ顔していつもデザインについて色々言ってるからすごく恥ずかしいんですけどちゃんとしくったらしくったって言うぜ！正直者だからね！
唯一透けたホロが柄っぽく見えてる所が面白かったなって感じです。
でも今回はマット目なつるつるにしたかったんだよ〜〜〜〜！
はっきりくっきりポップでキュートな表紙にしたかったんだ〜〜〜〜！！！
逆に今回のデザインだったらホロなしマットで全柄グレーで出してもよかったな…
光ってたら可愛いじゃんと思って毎回光らせちゃうんだよな〜全くカラスかよ〜🦅
印刷って刷るまで本当にわからなくてすごく楽しいですね。
こういう失敗をすると今後表紙テストもやりたい気持ちでる。
ついでに正直に言うとアンソロチラシも3回テスト印刷に出して4回修正をしてああなったのですごくすり合わせはやっていました。
もはや私がリソグラフの特性・扱いを理解してないからこんな回数重ねちゃったんですが…
それを友達に言ったら「見せてよ！」と言ってもらえたのでブログで修正説明できたらしようと思います。
差分データと印刷は全部あるので…
ホロで遊ぶのは前回から引き続いて2回目なのですが色々実験をして楽しく遊んでおります。
所感としてはプリントオンの白印刷が結構細かく出力いけるとわかったので細かい抜きで華奢で華やかに見せてよし。
透明度で遊んでギラツキを押さえて雰囲気を調整するもよし。
って感じですね。ギラギラな印象だけではない幅広く使えるセットだと思います。
ホロの種類は白印刷との相性や色の選定は選んだもので要調整ですね。
こりゃ飽きるまで遊べますわ〜。
light lime lightに至ってはタイトルに意味が無いもんですから表紙のデザインに中身との関連性はあまりないです。
タイトルすらギリギリまで迷ってて韻を踏む事だけは決めてたんですが「light rhyme ride」とか「light rhyme on ride」とか。
で、全然どれも中身と関係ないしな〜〜〜〜〜！と開き直って頭文字にLで3つ並べちゃお！となってこうなりました。
なのでライムに何の意味も無いです。音がいいだけです。
ハートが無くなって詰まっていた意味が無くなっちゃうとかそういう連想もしたんですけどなんとでも言えるわな〜！と思って…あの…もう黙ってますね…
ついでに値札の解説も置いておきます。
こういう実用的なのは「親切か否か」を軸に組んでいます。
大切なものほど読みやすく、逆にサブ的な情報は控えめに…といった具合で、値札は値段がばっちり見れれば役を全うするので値段がはっきり見えてれば良いと思っています。
あとは新刊かそうじゃないかもあると親切かも。
私は初めて見るサークルさんはまずは新刊見ちゃうので。
ポスターのデザインも載っけておくか。
ポスターは色んなサークルさんに親切にされてきたので私も会場にいる人に親切でありたいよ。
親切サイクルの中にいたい。
こういった「こうしたらどうなるのかな！？」をぶっつけ本番で遊んでいるんですけど最近「テスト印刷出したらよくね？」と気がついてそんなスケジュールで動きたいなぁと反省をしました。
あとドノーマルなPP加工のみとか、PPナシの紙を凹凸激しいもので…とかでシンプルなデザイン力(ぢから)だけで挑戦もしたい欲はあります。加工に逃げるな…！
あと18禁本出したい。シンプルにえっちなじゅなぐだがもっと読みたい。正直者だからよ。
そんな感じです。おわり。
